概要
「北海道大学大学院情報科学院修士課程入学試験」(令和6年8月実施)の情報理工学コース対策ページです。
過去問(2014~2023)から傾向を掴み、必要な知識や要点をまとめていきます。
戦略
選択問題について
院試は以下の内容で構成されます。
- 専門科目1: 基礎数学、情報数学、【選択】確率・統計、【選択】情報理論(4問のうち基礎数学と情報数学を含む3問を解答)
- 専門科目2: アルゴリズムとデータ構造、人工知能、コンピュータシステム、応用数学(4問のうち2問を選択し解答)
俗に、専門科目1では「情報理論」が、専門科目2では「アルゴリズムとデータ構造」と「コンピュータシステム」が簡単だと言われています。
しかし、今後の自分の研究に役立てたいので、専門科目1では「確率・統計」を、専門科目2では「アルゴリズムとデータ構造」と「人工知能」を選択しようと思います。
念のため、「情報理論」と「コンピュータシステム」も少しだけ勉強します。
試験時間について
専門科目1, 2のどちらも試験時間は2時間です。
単純に科目数で割れば、専門科目1では各科目を40分で、専門科目2では各科目を60分で解くことになります。
時間は十分あるので、選択科目の吟味は必ず行う予定です。
「情報理論」と「コンピュータシステム」も勉強するのは、この吟味を行うことによって、科目間で難易度に大きな差があっても対処できるようにするためです。
10年分の過去問を解くことの価値
過去問の内容(科目、範囲、形式)は割とかなりの頻度で変わっています。そのため、10年も昔の問題を解く必要はないように思えますが、出題の傾向は少なからずあります。
それどころか、実は長い間隔で「使いまわし」されている問題がいくつか存在します。例えば、2023年の「コンピュータシステム(専門科目1)」と2015年の「コンピュータ基礎工学(専門科目2)」や、2022年の「情報数学」と2014年の「情報数学」は大問単位で問題が酷似しています。
そのため、10年分の過去問を解く価値は十分にあると考えられます。
※10年より前(~2013)の過去問は最近の過去問と大きく異なるため、解く価値は低いです。